みなさんこんにちは。
春日井市の歯医者【ごとう歯科クリニック】です。
歯周病は自覚症状が少ない疾患です。
30代の7割以上が患っているといわれている身近な疾患ですが、悪化すると歯がぐらぐらして歯を失うこともある怖い病気です。
定期的に検診をして予防をすることも大切ですが、歯周病の進行度や症状のセルフチェックも合わせて行いましょう。
■歯周病の進行度
◎健康な歯ぐき
健康な歯ぐきは引き締まってピンク色をしています。
歯周ポケットは1~2ミリ程度で歯磨きでも出血はありません。
治療の必要はありませんが、定期的に検診をして歯周病予防をしましょう。
◎歯肉炎
顎の骨には炎症が起きておらず、歯ぐきにのみ炎症が起きています。
歯ブラシが当たると出血することがあります。
歯周ポケットの深さは2~3ミリ程度です。
【セルフチェック】
・歯磨きの時に出血がある
・歯ぐきが腫れている
◎歯周炎(軽度)
歯ぐきの炎症が進行して、歯を支えている周りの組織にまで及んだ状態です。
歯周ポケットの深さは3~4ミリ程度です。
歯ぐきが腫れているので、すぐに出血しやすくなります。
また、歯を支えている骨が破壊されているので、歯ぐきが下がって見えることもあります。
【セルフチェック】
・簡単に出血する
・歯ぐきが下がってきた
・知覚過敏の症状が出てきた
・食べ物がつまりやすくなった
◎歯周炎(中等度)
炎症がさらに進行して、歯を支えている骨が半分程度まで破壊されます。
そのため、歯がぐらぐらする症状が出る場合もあります。
腫れが強くなるため、さらに出血しやすくなります。
歯周ポケットの深さは3~5ミリ程度です。
【セルフチェック】
・口臭が強くなった
・お口の中がネバネバする
・膿が出てくる
・歯のぐらつきを感じる
◎歯周炎(重度)
歯周病が悪化して、歯を支えている骨が半分以上破壊されます。
この段階までくると、食事の際に噛むことも難しくなってしまいます。
膿がたまって歯ぐきが大きく腫れ、強い痛みを伴うこともあります。
このまま放置しておくと、抜け落ちてしまうケースもあります。
【セルフチェック】
・歯がぐらぐらして食事がしにくい
・膿が出ている
・口臭が強くなった
■歯周病は初期の段階で治療することが大切
歯肉炎の段階であれば、歯医者のスケーリングや毎日の丁寧なセルフケアで歯垢を除去することで、歯ぐきの炎症は元通りになります。
しかし、歯を支えている顎の骨にまで炎症が及んで、骨が破壊されると治療しても簡単に元通りにはなりません。
そのため、歯周病の治療は初期の段階で対処をすることが大切です。
歯周病の直接的な原因は、歯垢の中にひそんでいる「歯周病菌」なので、お口の中から歯垢を取り除くことが重要です。
ただ、苦手な部分や磨きにくいところは汚れが残ってしまいがちなので、セルフケアが行き届かない部分は、歯医者のクリーニングで汚れを除去しましょう。
自覚症状のない段階から対処することができますし、お口の中も清潔に保ちやすくなります。
【歯周病に関することはごとう歯科クリニックへ】
歯周病は、初期の段階で気づいていれば治療も簡単ですし、完治もできます。
症状が悪化してからだと、治療も大変になりますし、治りも悪くなってしまいます。
そのため、歯ぐきに違和感を覚えたら早めに受診しましょう。
また、歯周病の治療は、メンテナンスが大切です。
治療が完了しても、定期的にメンテナンスを続けることで、お口の中の健康を維持することにつながります。
ごとう歯科クリニックでは、歯周病の予防や治療に力を入れて診療していますので、歯周病のお悩みはお気軽にご相談ください。
歯周病の詳しい内容はこちら