みなさんこんにちは。
春日井市の歯医者【ごとう歯科クリニック】です。
インプラントの費用は高額になることがほとんどのため、負担を少しでも軽くしたい方も多いと思います。
インプラントはいくつかの条件をクリアすると保険適用になる場合がありますが、一般的な歯周病やむし歯で歯を失った場合には、対象になりません。
そこで今回は、インプラントが保険適用になる条件についてご紹介します。
目次
■ 保険診療と自由診療の違いとは?
保険診療と自由診療の違いについてご紹介します。
◎保険診療
保険診療は、健康保険に加入している方が受けられる治療で、どの歯科医院で治療を受けても同じ治療を同じ費用で受けることができます。
また、自己負担額が1~3割程度で受けることができるようになっています。
機能的な回復を目的とているため、決められた治療法と材料の中で治療を行います。
◎自由診療
保険診療に含まれていない全ての治療で、機能的な目的だけでなく審美的な面も兼ね備えた治療です。
自由な治療法と材料を選択できますが、その分、全額自己負担になります。
■ インプラントで保険適用になる条件とは?
インプラントが保険適用になる条件をご紹介します。
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生まれつき顎の骨が3分の1以上、欠損や形成不全が見られる場合
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事故は病気などで顎の骨を広範囲に失った場合
そのため、歯を失う多くの原因である歯周病やむし歯の場合には、保険適用にはなりません。
■ 条件の整った施設で治療が必要
インプラントの保険診療を受けるためには、上記の条件をクリアしているだけでなく、条件の整った施設での治療が必要です。
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当直医の体制が整っていること
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歯科または口腔外科に5年以上勤務経験がある・または3年以上インプラントの治療経験のある常勤の歯科医師が2名以上いること
などが条件になっているため、大学病院などの規模の大きな歯科・口腔外科で治療する必要があります。
■ インプラントの医療費控除は対象になる?
インプラント治療は、申告をすると医療費控除の対象になります。
医療費控除とは、1月1日~12月31日までの1年間で支払った医療費の合計が10万円以上(年収200万円以下の方は5%)の場合、申告をすると支払った税金の一部が還付される制度です。
医療費を支払った本人だけでなく、生計を一緒にしているご家族の方も対象になります。
単身赴任で他の場所に住んでいる場合や、進学などで一人暮らしをしている方も対象になります。
■ 医療費控除の3つの提出方法
医療費控除を申告する場合には、お住まいの管轄の税務署に直接提出する方法と、郵送で提出する方法、e-Tax(インターネット)で提出する方法があります。
申告は、毎年2月16日~3月15日までの間のため、時間が取りにくい方は郵送かe-Taxがおすすめです。
(過去5年間さかのぼって申告できるため、この期間に間に合わなかった方も申告しましょう。)
■ 医療費控除の手続きが簡単に
平成29年から必要な書類が変更になり、医療費の通知で医療費を確認できるようになりました。
ただし、税務署から提出を求められる可能性もあるため、保管しておくのがおすすめです。
また、マイナンバーカードを登録して、マイナポータルを利用できる方は、医療費の通知もスムーズに確認ができます。
マイナポータルは、確定申告と連携しているため、医療費の入力を自動で行うことができ、申請の手続きがスムーズになります。
そのほかには、マイナポータルで申請をすると領収書の保管の義務がありません。
■ インプラントの費用に関してもご相談ください
歯を失った時の治療法としてメリットの多いインプラントですが、ほとんどの場合自由診療のため、費用が高くなります。
ただし、申請をすると医療費控除の対象になりますし、クレジットカード払いやデンタルローンを利用すると、分割払いにすることも可能です。
インプラントの費用に関するご相談も、当院までお気軽にご相談ください。