みなさんこんにちは。
春日井市の歯医者【ごとう歯科クリニック】です。
毎日歯磨きをしているのに、「むし歯や歯ぐきの腫れが気になる……。」
そんな経験はありませんか?
せっかく毎日磨いていても、間違った歯磨きを続けていると、かえって歯や歯茎を傷つけてしまったり、歯周病のリスクを高めてしまう可能性があります。
そこで今回は、正しい歯磨きの方法と、よくあるNGな歯磨きの習慣についてご紹介します。
目次
■正しい歯磨きの方法
◎力を入れすぎないように磨く
汚れを落とそうと強い力を入れてゴシゴシ磨くと、歯茎を傷つけてしまう可能性があります。
日常的に強い力で磨いていると、歯茎が退縮して歯の根っこが露出し、知覚過敏になってしまうこともあるため、歯ブラシは鉛筆のように持って力が分散されるようにしましょう。
◎歯ブラシは細かく動かす
歯茎の境目を磨く時は、歯ブラシは歯と歯茎の境目に斜め45度で当て、1〜2本分ずつ小刻みに動かしましょう。
この方法は、歯周病予防にも効果が見込めます。
歯の表面も1~2本程度ずつ細かく動かしましょう。
◎1回の歯磨きは3分以上を目安に
口の中を4〜6つのブロックに分けて磨くと、効率よく磨くこどができ、磨き残しを防ぎやすくなります。
特に奥歯や歯の裏側は汚れが残りやすい部分のため、意識して時間をかけましょう。
◎デンタルフロスや歯間ブラシを併用
歯ブラシだけでは、歯と歯の間など細かい部分に汚れが残ってしまいがちです。
そのため、歯ブラシだけでは落としにくい部分の汚れは、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことが大切です。
これを習慣化するだけで、むし歯や歯周病のリスクを軽減しやすくなります。
◎歯ブラシは1ヶ月を目安に交換
歯ブラシの毛先が開いていると、清掃効率が落ちてしまったり、うまく歯を磨けないことも。また、水分を含む歯ブラシは雑菌などがついてしまう可能性もあるため、1ヶ月に1度の交換をおすすめしています。
■よくある間違った歯磨きのNG例
◎力を入れてゴシゴシ磨く
汚れを落とそうと強い力で磨いていませんか?
強すぎる力で磨くと、歯の表面のエナメル質を傷つけたり、歯ぐきが下がって知覚過敏を引き起こしたりする原因になることがあります。
◎短時間で終わらせてしまう
歯磨き粉が口の中に広がると、スッキリした気分になって「もう磨けた」と思ってしまいがちです。しかし、短時間で終わらせてしまうと、奥歯や歯と歯のすき間など、細かい部分が十分に磨けていないことがあります。その結果、むし歯や歯周病のリスクが高まってしまうのです。
◎同じ動かし方しかしていない
歯に沿わせて丁寧に磨くことで汚れを落としやすくするため、前歯の裏側は縦に磨いたり、歯茎の境目は斜めに歯ブラシを入れて細かく動かしたりと、お口に合った磨き方をすることが大切です。
■正しい歯磨きが歯周病予防につながる理由
初期の歯周病は自覚症状が少なく、痛みもほとんどありません。
しかし、歯茎の炎症が進むと出血・腫れ・口臭の悪化を引き起こし、重度に進行すると最終的には歯を失う原因になってしまうこともあります。
歯周病の最大の原因は、磨き残した歯垢(プラーク)の中の細菌です。
正しい方法で丁寧に歯磨きを行うことは、歯周病を予防する上で効果的です。
さらに、定期的な歯科検診やプロによるクリーニングを組み合わせることで、セルフケアだけでは落とせない汚れも除去でき、予防効果が高まります。
■毎日の歯磨きでしっかり汚れを落としましょう
毎日の歯磨きを効率的に行うためには、正しい歯磨きの仕方を知ることが大切です。
「力を入れすぎない」「小刻みに歯を磨く」「歯と歯の間のケアをする」ことを意識してお口のケアを行いましょう。
また、毎日きちんと磨いているのに、歯肉の腫れや出血がある方などは、一度ご相談ください。歯磨きは癖がついていることも多いため、当院では患者さん一人ひとりに合った歯磨き方法をお伝えしています。