みなさんこんにちは。
春日井市の歯医者【ごとう歯科クリニック】です。
歯を失った際の治療法としてメリットが多い「インプラント治療」。
天然歯のような噛み心地と高い審美性が大きな魅力ですが、「高額な治療だからこそ、万が一のトラブルに備えて保証は必要?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、インプラント治療における保証制度の必要性、平均的な保証期間についてお話させていただきます。
目次
■インプラントの「保証制度」とは?
インプラント治療の保証制度とは、治療後にインプラント体や上部構造(被せ物)が破損・脱落した場合などに、一定の条件のもとで再治療を無料または費用の負担を少なく行う制度です。
当院では、「インプラント体は10年保証」、「上部構造(被せ物)は5年保証」の保証制度があります。当院で治療をしたインプラントかつ保証期間内であれば、再度治療を行うことができます。
インプラントは人工物であり、しっかりケアすれば10年以上使えるケースも多い一方、まれにトラブルが生じることもあります。そんなとき、保証があれば金銭的・精神的な負担を大きく軽減できます。
■平均的な保証期間はどれくらい?
歯科医院によって保証期間は異なりますが、以下のような保証期間の目安があります。
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インプラント体(人工歯根) 5~10年程度
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上部構造(被せ物) 2~5年程度
歯科医院によって保証期間や保証内容が異なります。
また、保証に必要な条件がある場合が多いため、あらかじめ確認しておきましょう。
それでは、当院のインプラントの保証の条件をご紹介します。
■当院のインプラントの保証の条件
インプラントを長期的に維持していくためには、メンテナンスをしながらトラブルが起きないような状態を保つことが大切です。
当院では、以下の場合は保証の対象にならないことがありますので、ご注意ください。
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不注意や外傷などによる場合
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無理な使用や当院の指示に従っていただけていない使用方法の場合
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定期検診に来ていただけていない場合
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診療時に予想ができない変化が全身、口腔内におきた場合
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喫煙者の場合
【対象になるケース】
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インプラントが不具合でぐらついた・抜け落ちた
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自然な使用の中で被せ物が破損した
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噛み合わせの不具合でインプラントの構造に不具合が起きた など
決められた期間内に定期的にメンテナンスを受けていると、不具合が起きる前に対応していくことができます。
インプラントをより良い状態で維持するためには、定期的にチェックすることが大切なので、きちんとメンテナンスを受けるようにしましょう。
■保証制度は本当に必要?
保証制度もインプラント治療をする時の安心なポイントですが、メンテナンスで口腔内を管理することもインプラントを守るための大切ポイントです。
インプラント治療後にセルフケアやメンテナンスを怠ると、汚れの中の細菌が炎症を引き起こし、歯周病と似た症状の「インプラント周囲炎」を引き起こすことがあります。最悪の場合、インプラントが抜け落ちてしまうことも。
そのような状態にならないために、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスのクリーニングで清潔な環境を維持することが重要です。
保証があるから大丈夫と安心するのではなく、保証とメンテナンスでインプラントを維持していくという考え方が大切です。
■保証内容で確認しておきたいポイント
◎保証期間
インプラント部分と被せ物で保証期間が違うことも多いため、それぞれの保証期間は確認しておきましょう。
◎再治療の場合の費用の負担があるか
100%費用を保証している場合もあれば、材料費は別途かかることもありますので、詳細は要確認です。
◎定期メンテナンスの頻度
お口の状態によって定期メンテナンスの頻度が異なる場合があります。
定期メンテナンスは保証の条件になっていることも多いため、頻度の確認が必要です。
■信頼できる歯科医院選びをしましょう
インプラント治療で保証は保険のような存在ですが、日々のセルフケアと定期的なメンテナンスをして、お口の環境を整えることが重要です。
また、丁寧に説明してくれるか、定期メンテナンスのしくみが整っているか、治療後のサポート体制があるかなどを確認することは歯科医院の信頼にもつながります。
インプラント治療についてご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。