唾液免疫検査

唾液中に分泌される免疫グロブリン(sIgA,IgG)を検査する方法です。免疫グロブリンを測定することにより歯周病のみならずむし歯ならびにコロナウイルスなどウイルス感染に対する身体の免疫力を判定します。

歯周病細菌検査（PCR検査）

唾液や歯周ポケットの細菌を採取して検査を行います。歯周病原因菌の中で、最も重要なPg菌を始めとして、複数の種類の細菌の数値を定量的に調べることができ、歯周病の重症度を検討します。この結果を参考に、今後の歯周病治療計画を立てることで、より精度の高い治療が可能となります。

スケーリング

スケーラーという専用の器具を使用して歯周病の原因である歯石やプラークを取り除きます。毎日のブラッシングだけでは歯石は除去できませんので、定期的にご来院いただきスケーリングを行うことが大切です。

レーザー治療

レーザーのエネルギーで歯周ポケットの中の菌を死滅させる治療方法です。従来の歯周病治療では原因菌の菌数の減少が目的とされていましたが、レーザー治療の場合、原因菌を死滅させるだけではなく、歯周病菌が出した毒素を除染することができますので、健全な歯周組織を維持しやすくなります。また、処置中の痛みがあまりないので安心して治療を受けていただけます。

骨の再生（再生療法）

歯周病が悪化すると、支えている骨が溶け出してしまいますが、失われた骨が自然に再生してくることはありません。当院ではリグロス（保険適用）などの再生療法によって、歯の支持組織（骨）を再生させることができる治療を積極的に行い、元の健全な歯周組織の状態に回復させるように努力しています。

歯ぐきの環境を改善（歯周形成手術）

歯を支える歯周組織には大きく2つに分けて歯ぐきと骨があります。いくら骨が良くても、もしくは骨を再生させても歯ぐきの状態が解剖学的に正常でなければ、歯磨きの際に痛みを強く感じてブラッシングが正しくできなかったり、常に食べカスが口の中に残ってしまうことがあります。そうした歯ぐきの状態を改善するために様々な処置を歯ぐきに施します。

自家歯牙移植（親知らず移植）

失ってしまった歯の代わりに、親知らずを移し替える治療です。ご自身の歯を使用することで、歯周組織の状態がもとの歯と同じになりますので、インプラントよりも自然な噛み応えを得られます。しかし、移植が可能かどうかCTを用いた正確な診断と親知らずを傷つけずに抜く技術が必要となります。