みなさんこんにちは。
春日井市の歯医者【ごとう歯科クリニック】です。
食べ物が噛みづらい・噛めない状態が続くと、しっかり噛むことができなくなるため、様々なデメリットがあります。
お口の中だけでなく健康にも影響を及ぼすことがあるため、早めに治療を開始しましょう。
そこで今回は、食べ物が噛みづらい・噛めないリスクや原因をご紹介します。
目次
■食べ物が噛みづらい・噛めない時に起きること
◎消化不良
咀嚼機能が低下していると食べ物が噛みづらいため、食べ物が大きなまま飲み込むことが多くなります。その結果、胃や腸に負担がかかることがあります。
この状態が長期化すると、消化器官に負担がかかったり、消化不良になったりする可能性があります。
◎口内環境の悪化
しっかり噛むことで唾液の分泌が促されます。
唾液には、食べかすや汚れを洗い流す作用や、むし歯菌が原因で溶かされた歯を修復する再石灰化の作用があります。
そのため、唾液が少なくなると、むし歯菌や歯周病菌が増えやすくなり、口内環境が悪化しやすくなります。
◎栄養不足
食べ物が噛みづらい・噛めない状況が長く続くと、消化や吸収を効率的に行うことが難しくなり、栄養不足や免疫力の低下などの悪影響を招く可能性があります。
◎認知機能の低下
しっかり噛むことで、あごへの刺激が伝わり、脳へも刺激が伝わっています。
食べ物が噛みづらい・噛めない状況が続くと、脳への刺激も少なくなり、認知機能の低下にも影響します。
■食べ物が噛みづらい・噛めない原因
食べ物が噛みづらい・噛めない原因をご紹介します。
◎歯周病
歯を失う原因第1位の歯周病は、30代以上の方の多くが患っている生活習慣病です。
身近な疾患ですが、自覚症状が少ないため、いつの間にか進行して悪化していることも少なくありません。
初期の段階では、歯茎の腫れや出血などの症状ですが、進行するとあごの骨を溶かしてしまう恐ろしい病気なのです。
あごの骨が減少すると、気づいた時には歯がグラグラして噛みにくい状態になったり、最悪の場合は歯が抜け落ちてしまうことがあります。
◎むし歯
むし歯が進行すると、冷たい物や熱い物がしみるようになり、その部分で噛むことが難しくなります。
そうすると、反対側でだけ噛むようになり、噛み合わせのバランスが悪くなります。その結果、食べ物が噛みづらい・噛めない状況になるのです。
◎歯を失ったまま放置している
歯周病やむし歯が悪化すると、歯を失ってしまうケースがあります。
しかし、そのまま放置してしまうと、歯が失った部分を埋めようと少しずつ動いてしまいます。
そうすると、噛み合わせのバランスが少しずつ崩れてしまい、食べ物が噛みづらい・噛めないようになる可能性が高くなります。
◎不適切な入れ歯
入れ歯は取り外し式のため、歯を失った時の治療法であるブリッジやインプラントと比較すると、安定感が少ない特徴があります。
入れ歯は、口の中に合わせて少しずつ調整する必要がありますし、時間が経過すると口の中の環境も変わるため、再度調整する必要も考えられます。
合わない入れ歯を使い続けていると、歯茎が傷ついてしまったり、ずれて安定しなかったりすることもあります。
このような状態だと、しっかり噛めず栄養が十分でなかったり、食事を楽しめない等のデメリットが出てきたりします。入れ歯が合わないと感じたら、通院して調整するようにしましょう。
■食べ物が噛みづらい・噛めない場合の対処法
食べ物が噛みづらい・噛めない原因は、むし歯や歯周病、不適切な入れ歯や歯を失った部分の治療などが必要です。
すべて、早めに治療をした方が治療期間や費用などの負担が少なくなります。
患者さんによって治療法も異なりますが、状況に応じてより良い治療法をご提案いたします。
■食べ物が噛みづらい・噛めない場合には、早めの通院をおすすめします
食べ物が噛みづらい・噛めない状況では、自然に治ることはほとんどありません。そのまま放置していても、悪化する可能性が高いため、早めに歯科医師に相談することがおすすめです。
また、早期発見・早期治療の方が、治療費の負担も軽減できます。
当院では、歯を失った際はインプラント・ブリッジ・入れ歯の3つの治療法に対応していますので、患者さんのお口の状況とご希望に応じて適切な治療をご提案いたします。お気軽にお問合せください。