セラミック治療はなぜ「後悔」「だめ」と言われるの?  後悔しないために知っておきたい4つのこと|春日井市の歯医者|ごとう歯科クリニック

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セラミック治療はなぜ「後悔」「だめ」と言われるの?  後悔しないために知っておきたい4つのこと


みなさんこんにちは。

春日井市の歯医者【ごとう歯科クリニック】です。


透明感があり、白く美しい歯を手に入れる方法として人気のセラミック治療ですが、インターネット上には「セラミック治療をして後悔した」という声も見受けられます。


保険が使えない自由診療であるにもかかわらず、審美性や耐久性の高さから選ばれることが多いセラミック治療ですが、なぜそのような意見があるのでしょうか。


ただし、それらの多くは素材そのものの問題ではなく、治療前の情報不足や選び方が原因で起きていることが多いこともあります。


そこで今回は、セラミック治療で後悔しないために知っておきたい4つのポイントを解説します。


1 セラミック治療にも適応がある


セラミックは審美性が高く、陶器と似たような素材のため変色しにくいというメリットがありますが、すべての症例に適しているわけではありません

たとえば、以下のような方は注意が必要です。


◎歯茎に炎症がある方

被せ物と歯茎の境目が合わなくなったり、黒ずんで見えたりすることがあります。


◎歯ぎしりや食いしばりが強い人

セラミックは耐久性にも優れているジルコニアなどの素材がありますが、歯ぎしりや食いしばりが強い方は注意が必要です。

無意識のうちに非常に強い力がかかっている場合があり、セラミックが欠ける・割れるリスクが高くなります。


◎噛み合わせが悪い人

噛み合わせのバランスが悪い場合には、セラミックに過剰な力がかかり、破損や歯のトラブルの原因になる場合があります。


2 見た目だけを重視する


セラミック治療は見た目がきれいなことが大きな魅力ですが、見た目だけを優先して治療を決めてしまうと失敗するケースがあります。


  • セラミックの被せ物をする時に必要以上に歯を削りすぎて神経を取ることになった

  • 色や形を優先して周囲の歯と調和せず、逆に不自然に見える

  • 噛み合わせの調整が不十分で、顎や首に痛みが出た


セラミック治療では、見た目・機能性・健康の3つをバランスよく考慮することが重要です。

治療前に治療のゴールを歯科医師としっかり共有しましょう。


3 セラミックもやり直しが必要な場合がある


「高額な治療だから一生もつ」と思われがちですが、セラミックも永久に劣化しないわけではありません。

保険適用の銀歯やプラスチックの素材と比較すると、耐久性や審美性が優れており劣化しにくい素材ですが、使い方次第では寿命を縮めてしまう場合もあります。


  • セラミック自体は劣化しにくい素材ですが、支えている天然の歯や歯茎は年々変化する

  • 歯周病や二次むし歯(むし歯で詰め物・被せ物をしたあとに再度同じ箇所がむし歯になること)になると、せっかくのセラミックも再治療が必要になる

  • 噛み合わせの変化や歯ぎしりで、欠ける・取れるといったトラブルも考えられる


セラミックを長く維持するためには、治療後のメンテナンスが大切です。

定期的に歯科医院でチェックを受け、歯ぎしりなどがある場合にはナイトガードの使用などの対策も考えましょう。


4 歯科医院によって技術や仕上がりに差がある


セラミック治療は自由診療のため、歯科医師の高い技術力が求められる治療です。セラミック治療を行う場合は、下記に注目して歯科医院を選んでみましょう。


  • カウンセリングの丁寧さ(説明が明確か)

  • 実績(症例写真)や技工士との連携体制

  • セラミックの種類(ジルコニア・maxなど)についての提案力・種類の数など


「安さ」だけで医院を選ぶのではなく、「長期的な品質」や「信頼して任せられるか」を重視することが後悔しないコツです。


■セラミック治療で後悔しないためには?


セラミック治療が「後悔した」「だめだった」と言われる背景には、情報不足や準備不足が原因となっているケースも。


後悔しないためには、「自分に適しているか診断を受ける」「見た目だけでなく、機能性も重視する」「メンテナンスをきちんと受診する」「信頼できる医院・歯科医師を選ぶ」ことが大切です。


正しい知識と医院選びがセラミック治療成功のカギになります。

自分に合った治療法を選ぶためにも、まずはカウンセリングを受けて、じっくり相談してみてくださいね。


ごとう歯科クリニック
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