むし歯や歯周病で歯が抜けたら? 抜歯後の放置は危険!そのリスクとは|春日井市の歯医者|ごとう歯科クリニック

診療時間

平日9:30-13:30/14:30-18:30
土曜9:30-13:00/14:00-17:30

休診日

木曜、日曜、祝日

トピックス TOPICS

むし歯や歯周病で歯が抜けたら? 抜歯後の放置は危険!そのリスクとは


みなさんこんにちは。

春日井市の歯医者【ごとう歯科クリニック】です。


「歯が1本くらい抜けても食事ができるし、問題ない。」

「見える所ではないから……。」

そんなふうに考えていませんか?


しかし、むし歯や歯周病などで歯を失ったまま放置していると、口腔内だけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。


そこで今回は、歯が抜けた後に放置するリスクと、適切な対処法について解説します。


■なぜ歯が抜けるのか?主な原因はむし歯と歯周病


歯を失う原因として多いのが、進行した歯周病と重度のむし歯です。


◎歯周病

歯周病は初期の段階では歯茎の腫れや出血などの症状ですが、進行すると、歯を支えている顎の骨を溶かしてしまい、歯がグラグラとします。

さらに進行すると最終的に歯が自然に抜け落ちてしまうこともあります。


◎むし歯

初期の段階では、歯の表面のエナメル質だけがむし歯になっていますが、進行すると内部まで細菌感染が広がります。

むし歯が深く進行して歯の根っこまで感染すると、歯を残せず抜歯が必要になることがあります。


こうした理由で歯を失ったあと、放置してしまうケースは少なくありません。

しかし、「抜けた歯のことをそのままにする」ことには多くのリスクがあります。


■歯を失ったまま放置するとどうなるの?


◎噛み合わせのバランスが崩れる

歯は、互いに支え合って正しい位置を保っているため、1本でも欠けるとバランスが崩れてしまいます。


抜けた部分に向かって隣の歯が倒れてきたり、噛み合う歯が伸びてきたりすることがあります。

これにより、噛み合わせのズレや歯並びの乱れが起こる場合があります。


◎咀嚼機能の低下

奥歯は食べ物を細かくすり潰して胃に送る大切な役割を担っています。そのため、奥歯を失った場合、食べ物をしっかり噛めなくなり、消化不良を起こしたり、胃腸への負担がかかることがあります。


また、前歯が抜けた場合は、食べ物が噛み切りにくくなったり、発音への影響や見た目の変化に悩む方も多いです。

食事のバランスが崩れることで、全身の健康にも影響が及ぶ可能性があります。


◎顎の骨が痩せていく

歯を失った部分の顎の骨には、噛む刺激が伝わらなくなるため、徐々に骨が痩せてしまいます。

この状態が進むと、入れ歯が合わなくなったり、将来的にインプラント治療が難しくなったりすることもあります。


◎他の歯への負担が増える

残っている歯に過剰な負担がかかることで、他の歯が揺れたり、割れたりするリスクが高まります

そうすると、さらに多くの歯を失う悪循環になることも考えられます。


■抜歯後はどうすればいい?3つの代表的な対処法


歯が抜けた場合は、なるべく早く適切な治療を行うことが大切です。

以下のような3つの方法が一般的です。


◎インプラント

人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯の被せ物をつける治療法です。

ほかの歯に負担をかけることなく、歯を失った部分だけで治療ができます。


また、天然歯に近い機能と見た目を再現できるのが特徴ですが、外科的手術が必要で、自由診療になるため、費用も比較的高額になります。


◎ブリッジ

両隣の歯を支えにして、橋渡しのように被せ物をする方法です。

比較的短期間で治療可能ですが、両隣の健康な歯を削る必要がある点に注意が必要です。

大きく歯を削ると、その歯の寿命を縮めてしまう場合があります。


◎入れ歯

取り外し可能な人工歯で治療期間が短く、保険適用となる素材もあるため、費用を抑えられるのがメリットです。


部分入れ歯や総入れ歯など、状態に合わせて選択できます。

ただし、ほかの治療に比べて安定性が劣ることがあり、ズレたり、外れたり、作り直しが必要になる場合があります。


■歯を失ったらすぐに歯科医院へ相談を


むし歯や歯周病で歯が抜けたまま放置してしまうと、見た目や機能だけでなく、他の歯や全身にも悪影響が及ぶことがあります

「1本くらい…」と軽く考えず、早めに歯科医院で相談することが、未来のお口の健康を守る第一歩です。


当院では、抜歯後のケアやより良い補綴治療について、患者さん一人ひとりに合わせたご提案を行っています。

歯が抜けてしまった方、治療を迷っている方は、ぜひお気軽にご相談ください。


ごとう歯科クリニック
歯科医師
⇒院長の経歴はこちら