みなさんこんにちは。
春日井市の歯医者【ごとう歯科クリニック】です。
入れ歯が合わずに困っていることはありませんか?
全ての歯を失った総入れ歯の場合には、歯ぐきを支えにするため、ずれたり外れたりすることがあります。
そんな時に全ての歯を失った方ができる治療の選択肢として、インプラント治療の「オールオン4」があります。
そこで今回は、「オールオン4」のメリット・デメリットや通常のインプラント治療との違いについてご紹介します。
目次
■オールオン4とは?
オールオン4とは、前歯から奥歯までつながっている被せ物をするインプラントのことをいいます。
片顎全ての歯を失った方が対象で、最小4本のインプラントで12本程度の人工歯を支えられる仕組みです。
■オールオン4の5つのメリット
1 費用を抑えることができる
インプラント治療はメリットの多い治療ですが、ほとんどが保険適用にならないため、1本の費用が高くなります。
オールオン4は、インプラントの埋入する本数を減らすことができるため、費用を抑えることができます。
2 治療の負担を軽減できる
インプラントを埋入するためには、顎の骨にドリルで穴を開ける必要があります。
インプラントの埋入本数を少なくできることで、その分手術時間も短くなり、治療による身体的な負担を軽減できます。
3 顎の骨の少ない方でもインプラント治療ができる可能性が広がる
オールオン4は、顎の骨が十分にある場所を選んで、インプラントを埋入することができます。
そのため、顎の骨が少なく、骨造成の手術が必要なケースやインプラント手術が難しいと考えられていた症例などもインプラント治療ができる可能性があります。
4 天然歯のようにしっかり噛める
オールオン4は、顎の骨にインプラントを埋入して、その上に被せ物を固定するため、インプラント治療と同様に、天然歯と構造が似ています。
固定式の治療のため、入れ歯などとは異なり、カタつくことがなく、天然歯のようにしっかり噛むことができます。
5 簡単に外れない
インプラントはしっかり固定されているため、すぐに外れることがありません。
入れ歯の場合には、取り外し式のため、噛んだ時に浮いてしまい、再装着が必要になることもあります。
インプラントは、歯科医師が専用の器具で外すことはできますが、簡単に外れることはありません。
■オールオン4の2つのデメリット
1 全ての歯を失った方が対象
インプラントと天然歯では力のかかり方が違うため、組み合わせて被せ物をすることができません。
そのため、オールオン4は全ての歯を失った方が対象です(※)。
(※)残った歯が重度の歯周病などで、残すことが
難しい場合には、適用になる場合があります。
2 治療ができる歯科医院が限られている
オールオン4は、インプラント治療の技術だけでなく、多くの歯を支えるために精密な治療計画や手術が必要です。
そのため、インプラント治療を行っている歯科医院でも、オールオン4に対応していないケースもあります。
技術力と経験が必要な治療のため、治療ができる歯科医院が限られています。
■従来のインプラント治療との違い
オールオン4は、最小4~6本のインプラントで前歯から奥歯まで支えることができるため、治療費用や身体への負担を軽減することができます。
また、顎の骨が少ない場合でも、インプラントを埋入する位置を決めることができるため、骨の量を増やす骨造成を行わずに、インプラントができる可能性が広がります。
全ての歯を失った方が対象で、治療に対応している歯科医院も限られていますが、総入れ歯が合わなくて悩んでいる方などにおすすめの治療です。
【オールオン4は費用や身体の負担を軽減できる治療の1つ】
インプラント治療は、天然歯のように噛むことができ、見た目も自然な治療法です。
他の歯に負担をかけることもないため、メリットの多い治療として選ばれるようになってきました。
オールオン4は、そんなインプラント治療の中でも全ての歯を失った方に対応している治療法です。
患者さんのお口に合わせてより良いインプラント治療をご提案いたしますので、入れ歯が合わなくて困っている方はお気軽にご相談ください。